ゲームオブスローンズ 最終章 第2話感想
前回の第1話に引き続きゲームオブスローンズ最終章第2話の感想を書いていきます!!
第2話は来るホワイトウォーカーとの決戦前夜が主な内容となります。
★最終章 第2話 【七王国の騎士】
第2話の始まりは、ウィンターフェルへやってきたジェイミーがデナーリス・サンサ・ジョン他諸侯達の前で尋問にあいます。
かつて兄から聞いた父の最後をデナーリスは語り始めます。
そう、デナーリスの父親でもある狂王エイリス・ターガリエンは王の守護者であったジェイミーに殺されたのですから・・・。
スターク家のサンサもまた、父親であるエダード・スタークをジェイミーが襲った事件があった為、信用しません。
サンサからすれば宿敵ラニスター家の人間ですからね・・・。ティリオンには恩があってもサーセイとジェイミーは許せないでしょう。
もちろん、ティリオンは庇いますが、デナーリスとサンサの信用を失いつつあるティリオンの言葉には耳を貸しません。
しかし、そんな時、
「私が襲われた時、彼は守ってくれた。そして右腕を失った。」
女剣士ブライエニーの一言で空気が変わります。
まず、ブライエニーを信頼するサンサがそれなら・・・ということでジェイミーが仲間になることを認めます。
続いてここまで空気であったジョン。
そしてサーセイがしぶしぶながら了承します。
よかったね!ブライエニー!!
色々とあった旅でしたが、ブライエニーとジェイミーの間には絆のようなものがあったのでしょう。
ウィアウッドの木の下で、ジェイミーはブランに謝罪します。
「なぜ言わなかったんだ?」
かつて、ジェイミーがブランを突き落とした事実をなぜ黙っていたのか問うジェイミー。
ブランは、
「君が戦いに参加できなくなるから」
と答えました。
三つ目の鴉となったブランからすれば恨みよりも、この戦いにジェイミーが必要だと感じているのでしょう。
ジェイミー「この戦いが終わったらどうするんだ?」
ブラン「終わる保証なんて無い」
「やれやれ結局こうかよ」
久しぶりに兄ジェイミーと会い、語り合うティリオンとジェイミー。
2人共嬉しそう!
これまで北と敵対してきたジェイミーからしても、ウィンターフェルで心から笑い合えるのはティリオンだけでしょう。
あと、ブライエニーか・・・。
そんな会話の中、訓練中のブライエニーを見つけて近づくジェイミー。
ジェイミー「左翼を率いるそうだな」
その後も言葉を交わし、
ブライエニー「何を企んでいる?」
ジェイミー「何も企んでいない。なぜそんなことを聞く?」
ブライエニー「一度も侮辱されずに続いた会話は初めてだ」
ブライエニー・・・。
確かに前に一緒に旅した時のジェイミーは尖っていたジェイミーでしたからね・・・。
あれからずいぶんと丸くなったんですよ!
ジェイミー「あなたの指揮下で戦えて光栄です」
・・・これまでのジェイミーと違い過ぎて困惑するブライエニーであった。
ジョラーの進言によって、デナーリスはサンサの元を訪ねます。
デナーリス「私達は共に女性の支配者としてよくやっていると思う」「なのに今は敵対している。なぜ?」
サンサにとって嬉しい言葉を言いながらサンサの手を握るデナーリス。
サンサ「兄(ジョン)を誘惑して操っているのでは?」
デナーリス「ジョンを愛しているからウィンターフェルまで来た。こんなに愛したのは2人目よ」
サンサ「1人目は誰?」
デナーリス「もっと背の高い人」
笑いあう2人。良い感じです!
サンサ「あなたが到着した時、もっと感謝すべきであった」
おおっ!これは女帝2人があゆみよるか・・・?
サンサ「全ての戦争が終わった後、北はどうなる・・・?」
デナーリス「・・・」
・・・惜しい!!
デナーリスの構想では北だけがデナーリスの支配から外れることは無いのでしょう。
サンサの望むものとデナーリスが描く未来が違う限り、歩み寄りは難しそうです・・・。
そして、サンサの元に来客を告げる使者がやってきました。
サンサが使者に連れられて行くとそこにはシオンがいました。
シオン「ウィンターフェルの為に戦いたい。レディサンサ」
グレイジョイか。スタークか。はてまたリークか。
揺れ動き続けたシオンがついに自ら決めた決断でした。
兄弟のように育ち、共にラムジーから虐待を受けた2人は抱き合います。
トアマンド・べリック・エディ達がウィンターフェルへ到着します。
ジョンとの再会を喜ぶ3人。
しかし、3人からラストハース城が陥落し、ラストハース城の人々が夜の王の配下となったことを知ります。
ジョン「やつらはいつ来るんだ?」
トアマンド「明日の未明には・・・」
一気に緊張が高まります・・・。
ウィンターフェルの主要な面々が集まり、作戦会議が開かれます。
「正々堂々は通用しない」
何度もホワイトウォーカーと戦ってきたジョンが話し始めます。
数も違えば、疲労しない敵。倒すのはただ1つ、夜の王を倒すことだと言います。
「それが事実なら、夜の王は姿を隠すはずだ」
戦経験豊富なジェイミーが答えます。
「夜の王は僕を狙うはずだ。これまでも三つ目の鴉である僕を狙ってきた」
三つ目の鴉として人々の記憶を持つブランを殺すことが、人間の世界を破壊することに繋がるとブランは主張します。
「それならお前は地下へ隠れろ」
兄であるジョンがブランへ言います。
「いや、神々の森で待って夜の王をおびき寄せる」
ブランが自ら囮となることを提案します。
「一人では危ない」
と、アリア。
「俺も行く!」
ここで手を挙げたのがシオン。
「かつてお前を城から追い出した。だからお前を守らせてくれ」
男前な発言をするシオンに対し、小さくうなずくブラン。
しかし、非常に危険なこの役目。恐らくシオンは無事ではすまないだろうと、他のみんなは複雑な表情を浮かべます。
ティリオンは罠に火をつけるタイミングを合図する為に、ダヴォスと共に壁に行くと言うが、デナーリスに止められます。
「お前の頭脳は戦いが終わった後に役に立つ」
それからみんなの配置が決定し、
ジョン「休もう」
会議は終了となります。
会議室に最後まで残っていたティリオンとブラン。
ティリオン「思えば、妙な道を歩いてきたなぁ」
ブランのこれまで辿ってきた旅の内容を思い出し、話しかけるティリオン。
ブラン「話せば長い」
ティリオン「どうせ夜は長いんだ。お前の物語を聞かせてくれ」
デナーリスの側近、ミッサンデイは、ウィンターフェルの子供達に挨拶をします。
しかし、子供達は不審な顔をして逃げてしまいます。
それを見ていたグレイワーム。
「デナーリス女王の戦いが終わった後、生涯をここで暮らせるか?行きたいところはあるか?
と問います。
ミッサンデイ「ナース。浜辺をもう一度見たい」
故郷へ行きたいと言うミッサンデイと連れて行くと約束するグレイワームでした。
暖炉の前でティリオンとジェイミーが談笑しています。
ティリオン「父上がいないことが残念だ」
ジェイミーはえっ!?という顔でティリオンを見ます。
みなさんご存じの通り、ティリオンとジェイミーの父親、タイウェン・ラニスターは他ならぬティリオンがボウガンで撃ち殺しましたから。
ジェイミーからすると「どの口が言ってんの!?」って感じですね。
ティリオン「俺とお前がスターク家を守る為に死ぬ間際だと知ったらどんな顔するか見たかった」
ジェイミー「なるほど、そいつは見物だな」
そこへ、ブライエニーとポドリックが入って来ます。
ティリオン「ワインを飲むか?」
ポドリック「頂きます(嬉)」
ブライエニー「もうすぐ戦が始まる。やめておけ」
ポドリック「(シュン)・・・」
ティリオンが少しならいいだろうと言うと、ブライエニーも少しだけならと渋々了承します。
こっそりとコップいっぱいにワインを注ぎ、ポドリックに渡すティリオン。
ポドリック「(嬉)」
ポドリック可愛いぜ!!
このティリオンとポドリック、そして今は敵側のブロンを含めた3人組は本当に憎めないと思います。
悪友みたいな感じで好き!
ポドリックはゲームオブスローンズの癒しキャラだと思います。
無害なキャラクターではあるけれど、ラニスター一族でデナーリスの王の手であるティリオン。めっちゃ強い傭兵で今は騎士にもなったブロンに可愛がられてて、さらに今はハウンドより強い女剣士ブライエニーの付き人として手ほどきをうけているポドリックってキャラクターからは想像つかない程のある意味権力者ですよね!
話はそれましたが、ティリオン・ジェイミー・ブライエニー・ポドリックにトアマンドとダヴォスも加わり、談笑は続きます。
「名誉を以って死ねる」
死を覚悟するブライエニー。
「俺は生き残ると思う」
対してティリオンは生き残れると言います。
その根拠として、ここにいるみんな厳しい戦いを生き抜いてきたことを挙げます。
「サー・ダヴォス‼ブラックウォーターの戦いと落とし子戦争を生き抜いた」
1人1人の戦績を読み上げるティリオン。
そして、
「サー・ブライエニー‼・・・失礼、レディ・ブライエニー」
ブライエニーの番で、称号を訂正するティリオン。サーは騎士の称号です。
「騎士では無いのか?」
野人のトアマンドが質問します。
「女は騎士にはなれない。それに・・・興味も無い」
言いながら少し寂しそうな顔をするブライエニー。
ポドリックも複雑そうな表情を浮かべます。
「それはおかしい。俺が王ならすぐにでも騎士にするのに」
トアマンドが声を上げます。
そこに、
「王がいなくても騎士がいれば任命できる。それを証明しよう」
ジェイミーが立ち上がります。剣を抜き、
「そこに跪け。レディ・ブライエニー」
困惑するブライエニー。
ポドリックを見ると、ポドリックは優しくうなずきました。
「母の何においてそなたを勇士とする」
騎士の叙任の儀式が終わると、みんなから歓声が上がります。
そして涙ぐむブライエニー。
本当によかったね!ブライエニー!!(2回目)
一方、外で飲んでいるハウンドの元にアリアが訪れます。
「おかしい。静かだ。」
一緒に旅をしていた頃のアリアに比べ、大人になったアリアに向かって皮肉を言います。
アリア「なぜこの戦いに参加している?」
アリアも自分の為にしか戦わなかったハウンドに質問します。
そこに、べリックがやってきます。
べリック「お会いできて光栄です。レディ・アリア」
ハウンド「おい。こいつの名前はリストに?」
アリア「ちょっと間だけ」
しばらくしてアリアは席を立ちます。
ハウンド「どこにいくんだ?」
アリア「最後かもしれない時間をおっさん達と過ごす気は無い」
そしてアリアは一人弓の練習をします。
そこにジェンドリーがアリアの為に作った武器を持って現れます。
アリア「いい出来だ」
話は、アリアとジェンドリーが分かれた後、紅の女(レッドウーマン)にジェンドリーが連れ去られた時の話となります。
アリア「何をされた?」
アリア「何回女と寝た?」
思春期丸出しの質問をするアリア。
アリア「死ぬ前にどんな感じか知りたい」
ここからまさかのアリアとジェンドリーのセクシーシーンに突入!
幼女のようなアリアから見ている身としてはなんとも言えないシーンでしたが、スターク家のアリアとバラシオン家の落とし子であるジェンドリー。なかなかナイスなカップルと思いますね!
その後もサムがジョラーに家宝の剣を託したり、ティリオンの「誰か歌ってくれ」という声に酔っ払いポドリックが意外にもイイ歌声を披露したり・・・。
ポドリックの歌声に乗せてそれぞれの夜が映し出されます。
(誰も寝ないんかい・・・)
最後に、地下墓地で女性の石像の前に佇むジョン。
そこにデナーリスが訪れます。
デナーリス「誰の石像なの?」
ジョン「リアナ・スターク・・・」
リアナ・スタークがデナーリスの兄、レイガ―・ターガリエンが連れ去り犯した女性だと気づくデナーリス。
申し訳なさそうな顔をする。
ポツリ・ポツリと真実を話し始めるジョン。
リアナとレイガ―は共に愛し合っていて、密かに結婚式を挙げ、子供を産んだこと。
その子供は、当時の王ロバート・バラシオンに露見すれば殺されてしまう為、エダード・スタークは自らの落とし子として育てたこと。
つまりは、自分(ジョン)こそがリアナとレイガ―の子供であること。
これらの事実はブランが視て、サムが確認したこと。
デナーリス「そんな・・・ありえないわ・・・」
言いながらも狼狽えるデナーリス。
デナーリス「それが事実ならあなたには、鉄の玉座の継承権がある・・・」
デナーリスが真実を知った時、敵襲を告げる笛が鳴るのであった。
以上が最終話第2章の内容となります。
第2章は決戦を前に、それぞれがどんな思いで戦いに臨むのか。思い出話も含めた内容となっていました。
特にティリオン・ジェイミー・ブライエニー・ポドリック・・トアマンド・ダヴォスの6人の会話が好きだなぁ。
ポドリックいいやつだよなぁ。
ブライエニーの騎士になれて本当によかった!
ジェイミーは男前だなぁ。。。
さて、ついに真実を知ったデナーリス。
今後ジョンに対する扱いはどうなるのか!?
軽くネタバレですが、作戦会議後のティリオンとブランの会話が最終話の大きな伏線となってます!
まさか、あんな軽い会話からあんなことになるなんて・・・。